オーストラリアの文化を知ろう!生活習慣やマナーは日本とどう違う?

オーストラリアは先住民のアボリジニにより古くから受け継がれた伝統と、移民によって新しく育まれた文化が融合した国です。海外生まれの人も多く、どの人に対しても分け隔てなく接する文化があります。 今回は、留学先にオーストラリアを検討している人に向けて、あらかじめ知っておいたほうが良い文化や生活習慣、マナーについて解説します。

オーストラリアの文化について

||目次||

1. 多様性のある国、オーストラリア

2. 先住民族アボリジニの文化

3. オーストラリア人の生活習慣

4. オーストラリアのルール・マナー

5. まずは多彩な文化やマナーを知ることから始めよう

 

多様性のある国、オーストラリア


第二次世界大戦以降に移住してきた移民の文化や生活様式が、現在のオーストラリアに大きく影響しています。オーストラリアの多様性についてご紹介します。

 

●オーストラリアは移民が多い国

第二次世界大戦が終戦した1945年の時点で、オーストラリアの人口は約 700 万人でした。その大半は、1788年にイギリスがオーストラリアに植民地を開いたときに、オーストラリアへ移民してきた人たちの子孫です。その後、ヨーロッパの難民をはじめ、650 万人以上の人々がオーストラリアに定住しました。さまざまな国の人々が移住してきたことにより、オーストラリアの社会や文化も多様性のあるものに発展していきました。 豪州統計局によると、2016年12月の時点でオーストラリアの人口は2400 万人以上です。そのうち、4人に1人は海外生まれといわれています。

公用語は英語で、先住民のアボリジニが話している言葉も含めると200以上の言語が使用されています。例えばイタリア語やギリシャ語、広東語 (中国)、アラビア語、ベトナム語などが話されています。 オーストラリア人が話す「Aussie English」(オージー・イングリッシュ)は、「Have a good day.」の「day(デイ)」を「ダイ」と発音するように、オーストラリア特有の表現があることでも知られています。

最も信仰されている宗教はキリスト教です。多様な人種や文化と同様に、仏教やイスラム教、ヒンズー教、ユダヤ教なども信仰されており、信仰の自由が保障されています。もちろん、何も信仰しない無宗教の人もいます。

 

●オーストラリア人の人柄

人種や生まれた国の多様性から、オーストラリアは徹底した平等主義社会です。生まれた国や文化的な背景、言語、宗教などによっては、誰しも不利益を被らないという信条があります。
また、フレンドリーな人が多いのもオーストラリア人の特徴です。社交的で横のつながりを大切にする人が多く、友人はもちろん職場の人とも、お互いのことをファーストネームで呼びます。

オーストラリア人は体を動かすのが好きで、週に1度は何かしらのスポーツをしているといいます。スポーツ観戦も人気で、特にラグビーやクリケットが見られています。シドニーやゴールドコーストなど海沿いの都市が発展していることもあり、サーフィンも盛んです。

 

先住民族アボリジニの文化


オーストラリアの先住民族文化

4万年~5万年にわたる歴史を持ち、厳しい自然環境のもとで暮らし、独自の文化を守ってきたオーストラリアのアボリジニ。彼らの文化もオーストラリアを形作っているものの一つです。

 

●オーストラリアの人口の約2パーセントは先住民

1788年、ヨーロッパの入植者が訪れたとき、オーストラリアには先住民のアボリジニが大陸全土にわたって暮らしていました。当時のアボリジニの種族や民族国家は300以上もあったとされます。入植者が増えると、次第にアボリジニの住む土地や食料は失われていきました。現在、アボリジニの総人口は約2パーセントとされています。

 

●アボリジニの文化

かつてアボリジニが話していた言葉は250種類あり、方言は700種類も話していたと伝わります。狩猟をしたり、採集をしたりして暮らしていたアボリジニは、季節ごとに食べ物を求めて移動する生活をしていました。砂漠や熱帯雨林、雪の降る山など、アボリジニが住んでいた場所はさまざまです。

また、アボリジニには時間の概念がなく、「ドリームタイム」という考え方を持っています。先祖代々語り継がれる天地創造の神話のようなもので、それらが受け継がれ、現在、未来へと続いていくと信じられています。

岩々や渓谷、太陽や月、星など、自然環境こそがアボリジニにとってのバイブルで、神聖なものです。そのため、アボリジニは自然を敬う気持ちが強く、現代でも自然の近くに暮らす人がいます。

果てしなく続く赤茶色の大地「アウトバック」をはじめ、オーストラリアにはアボリジニの歴史や文化を体験できるスポットがあります。 アボリジニの聖地・ウルル(エアーズ・ロック)があるノーザン・テリトリーでは、アボリジニがガイドを務めるウォーキングが行われています。 同じくノーザン・テリトリーにある世界遺産のカカドゥ国立公園では、古代のアボリジニが描いたロックアートを見ることができます。

 

オーストラリア人の生活習慣


オーストラリア人の生活習慣

日本とは異なる、オーストラリア人の生活習慣についてご紹介します。

 

●残業はしない

オーストラリアの人たちは、仕事を効率よく終わらせて定時に退社するため、残業はあまりしません。基本的に残業代が出ない企業が多く、プライベートを大切にしているからです。

 

●シャワーの時間が定められている

雨が少ないオーストラリアでは、水は大切な資源です。大半の家庭ではシャワーの時間が5分~10分と決められています。ホームステイ先で特にいわれなかった場合も、できるだけ早く済ませるように心掛けるのがマナーです。

 

●バーベキューは家庭料理

オーストラリアでバーベキューは、「バービー」の愛称で親しまれるほど国民に愛されています。庭のある家には大抵バーベキューコンロがあり、いつでも家族で楽しめるようになっています。 公園やビーチなどに誰でも無料で使用できる、公共のバーベキュー台があるのも、オーストラリアならではです。

 

●お酒を持ち込んでも良いお店がある

飲食店の店頭に「BYO」の文字があったら、お店にお酒を持ち込んでも良いサインです。「BYO」で「Bring Your Own」の頭文字を表しています。 このサインのあるレストランでお酒を飲みたい人は、自分で好きなものを持ち込めます。一般的にはボトルワインを持ち込むケースが多く、飲食代を安く済ませることができます。

 

●キャッシュレス社会

オーストラリアでは、スーパーやレストラン、コンビニ、個人商店など、あらゆる所にキャッシュレスサービス用の端末が設置されています。 通称「EFTPOS(エフトポス)」と呼ばれるデビットシステムにより、小銭はあまり持ち歩かず、少額でもキャッシュカードで支払います。銀行のキャッシュカードで商品を購入すると、口座からすぐに商品の金額が引き落とされる仕組みです。

 

●お店の営業時間が短い

中心部のスーパーマーケットなどを除き、お店の営業時間は通常午前8時または9時から午後5時半までです。24時間営業の店舗はほとんどありません。 週に1度「レイト・ナイト・ショッピングデー」があり、この日は多くの店が夜9時まで営業しています。

 

オーストラリアのルール・マナー


オーストラリアではバスや電車が時間通りには来ないことは日常的で、時にはカルチャーショックを受けます。日本との違いを中心に、オーストラリアのルールとマナーについて紹介します。

 

●気を付けたほうが良いルールとマナー

・公共の場で飲酒は禁止
飲酒できる年齢は18歳以上です。公共の場での飲酒は基本的に禁止で、警察に見つかると罰金が科せられます。

・喫煙
飲食店は基本的に全席禁煙で、全館禁煙のホテルも少なくありません。公共の場所では条例が定められている場合もあります。禁煙エリアでの喫煙や、たばこの吸殻のポイ捨ては罰金が科せられます。飲酒と同じく、喫煙できる年齢は18歳以上です。

・交通ルール
日本と同じ左車線、右ハンドルです。郊外などの信号機がない横断歩道では、歩行者を優先します。また、自転車に乗るときはヘルメット着用が義務付けられています。

・タクシー
助手席に乗るのが一般的ですが、不安な場合は後部座席に座っても問題ありません。自動ドアではないため、開け閉めは自分で行います。基本的にチップはいりません。

・エスカレーターとエレベーター
エスカレーターは左側に乗り、右側を空けます。 混み合っているエレベーターを降りたいときは、無理矢理降りようとするのではなく、「Excuse me.」と声を掛けるのがマナーです。

・あいさつが大切
日本の場合はお店で店員に「いらっしゃいませ」といわれても、返すことはあまりありませんが、オーストラリアでは店員に声を掛けられたら返すようにしましょう。例えば「How are you today?」と尋ねられたら、「Not bad.」と返答すれば問題ありません。店を出るときは「Thank you.」といってから出ると良いでしょう。

・チップ
基本的にチップの習慣はないものの、特別なサービスを受けた場合には払います。一流レストランでサービス料がない場合は、料金の10パーセント~15パーセントが相場です。カジュアルなレストランでは端数を切り上げて渡すか、料金の5パーセント程度を渡します。 タクシーのチップは基本的には不要ですが、1オーストラリアドル以下の釣り銭をチップ代わりに渡す場合もあります。
ホテルのポーターも基本的にはチップを渡さなくても大丈夫です。大きなバッグや重たい荷物を運んでもらったときなどは、1オーストラリアドル~2オーストラリアドル程度を渡します。ベッドメイキングのハウスキーパーは、チップ不要です。

・音に関するマナー
くしゃみをするとき、周りに人がいる場合は「Excuse me.」と断ってから、手で口を押さえてします。鼻をすするのもマナー違反なので、かむようにしましょう。 食事中に音を立てるのは嫌がられるので、麺類や飲み物などで音を立てないように気を付けます。

 

まずは多彩な文化やマナーを知ることから始めよう


国が異なれば、文化や習慣はもちろんのこと、マナーや法律も異なります。 もしオーストラリア留学を考えているなら、まずは多彩な価値観や文化を理解するところから始めてみましょう。実際にオーストラリアを訪れたときに、戸惑うことが少なくなります。 オーストラリアならではの文化やマナーを知った上で積極的に飛び込み、現地でしかできない経験を存分に楽しんでください。

 

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