アメリカの大学に進学するメリット&デメリットとは?

 

日本人にとって身近であり、文化やトレンドなど互いに刺激しあう国、アメリカ。
そんなアメリカの大学への「留学」を考えた時に、
- なぜ海外なのか?
- 日本よりアメリカの大学がいい理由は?
などを考える必要があります。

自分の将来にも深く関わってくるので、「英語を話せるようになりたいから留学をしよう」と安易に考えるのではなく、きちんとメリット&デメリットを知ったうえで進路を決めるようにしましょう。

そこで今回は、アメリカに焦点を置き、アメリカの大学へ留学をするメリットとデメリットをご紹介していきます。


アメリカの大学へ留学するメリット

 

|メリット1:学びたいことが決まっていなくても大丈夫

日本の大学では出願をする際に、希望する学部を決めておくのが普通です。高校生の時にすでにやりたいことが決まっているという人もたくさんいるかとは思いますが、そのくらいの年齢で10年後にどういった仕事に就いていて、どういったことをしていたいなどと具体的にイメージするのは難しいですよね。

一方、アメリカの大学では専攻をすぐに決める必要はありません。というのも、はじめの2年は必ず一般教養科目を勉強し、3年次に専攻科目の履修を開始するからです。このシステムがあるおかげで、幅広い一般教養科目をバランス良く学びつつ、その間に自分が興味のある分野を見つけて専攻を決めることができるのです。

更に、その専攻を簡単に変えることができるのもアメリカの大学ならでは。日本の大学のように学期ごとに授業料を払うのではなく、履修する科目ごとに学費を納めるので、専攻を変えようと思ったら履修する科目を変えればいいだけなのです。

各大学には進路を気軽に相談できるカウンセラーも常駐しているので、将来に悩んでいても親身になって相談にのってくれます。学生が本当に学びたいことを自由に選んで学業に励めるシステムは、大きなメリットだといえるでしょう。

shutterstock_258070442


 
|メリット2:圧倒的な学校数と選択肢の多さ

National Center for Education Statisticsの統計データによると、アメリカには4,726校*1(うち4年制大学が3,026校、2年制大学が1,700校)もの学校があります。一方で日本は、1,141校*2(うち4年制大学が782校、2年制大学が359校) とアメリカの大学数の約1/4です。もちろん国土の大きさの違いもありますが、圧倒的にアメリカのほうが大学の数が多いのがお分かりいただけるでしょう。大学の世界ランキング*3のトップに常にランクインする、ハーバード大学やスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学 (MIT) 、カリフォルニア工科大学などはご存知の通りアメリカの学校です。

学校数の多さは、必然的に学べる学科が多いとも言えます。日本では専門学校でしか学べないような専門的な学科(TV・映画関連、美容関連、ファッション関連、航空学、演劇学など)も、多くの大学で専攻をすることができます。また日本にはない、ダブルメジャーという制度もあり、専攻を2つ選ぶこともできるので、学部が多すぎて一つに絞れないという人でも安心です。

学部によっては、必ずインターンシップをしないと卒業できないという条件を設けている場合もあり、留学生にとっては大変貴重な経験になることでしょう。その後の就職活動にも有利になることは間違いありません。

shutterstock_241728064


 
|メリット3:努力次第では世界的に知名度のある有名校も狙いやすい

希望すれば誰もが皆、トップレベルの難関校に入れるわけではありませんが、留学生にも頑張ればチャンスがあるのがアメリカ。特にUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)やUC Berkeley(カルフォルニア大学バークレー校)といった有名州立大学への入学を希望している場合に当てはまります。高校卒業後すぐにそれらの有名校に入るには相当高い英語力が必要になりますが、アメリカの大学は2年制大学からの編入制度が整っているので、これを使わない手はありません。

まずは、必要TOEFLスコアの高くない2年制大学へ入学し、2年間で編入までに必要な科目を履修しながら英語力を上げます。そこで良い成績を納めれば、有名州立大学への編入も夢ではありません。2年制大学では、どの大学に編入する生徒が多いのかというデータを持っています。予め目標校が決まっている場合は、多くの編入生を送っている2年制大学へ通うことをおすすめします。

shutterstock_2030030


 
|メリット4:移民の国ならではのグローバル環境

世界中からの移民が多く暮らす国、アメリカ。日本では、両親も祖父母も日本人という人が圧倒的に多いと思いますが、アメリカでは「父はポーランドから子供の時にアメリカに移民して、アルゼンチンから留学にきていた母と出会って結婚したから従兄弟や祖父母はヨーロッパや南米に住んでいるの。」といったようなグローバルな人たちだらけ。筆者自身も留学中は、ベトナム系アメリカ人、ユダヤ系アメリカ人、メキシコ系アメリカ人と人たちとルームメイトをしたことにより、アメリカ以外の国の文化や風習についても学ぶことができました。

英語があまり出来ないからと留学前に不安になる人も多いですが、多種多様な民族や人種が住む国だからこそ、英語が完璧でなくても誰も気にしません!大学の授業中にも、訛りのある英語を聞く機会もとっても多いはず。もちろん、ネイティブスピーカーの綺麗な英語を聞き取り、彼らのように話せるようになるのが目標だと思います。だた、今後日本にも今以上に外国人が増えていくので、ネイティブではない人たちの英語を理解できるようにしておいたほうが、本当の意味での国際人になれるのではないでしょうか。

shutterstock_174215789

ここまではアメリカの大学へ留学するメリットを紹介しましたが、残念ながら全てが良いことだけれはありません。


一緒に知っておきたい、アメリカ大学留学のデメリット

 

|デメリット1:為替によって支出額が大きく変わる

アメリカの大学なので、学費を払うのはもちろん米ドル。外国為替は毎日変化するので、学費などの大きな金額の場合、たった数円の変動でも驚くほど金額が変わることもありえます。

たとえば筆者がアメリカに滞在していた期間は1ドルが約110円〜125円の間と記憶していますが、帰国後すぐに起きたリーマン・ショック後には90円を切る時もありました。30円も違うと、例えば1万ドルの学費を納めるのに30万円もの差が出ることになります。それに比べ、日本の大学に通う場合は4年間に掛かる学費をある程度予測しておくのはそこまで難しくはありません。

学費だけではなく、生活費や家賃も為替のレートによって毎月少しづず異なるので、やりくり上手になる必要があります。多くの留学生は両親に仕送りをしてもらうことが多いので、国を出て初めて親のありがたみや、お金に対する考えも変わるので、デメリットと考えなくてもいいかもしれません。滞在中に円高になることもありえますしね。

shutterstock_98660465


 
|デメリット2:逆ホームシックを感じるかも

大学留学までするとなると、一時帰国はできても年に一回程度。就職のために帰国するころには、すっかり浦島太郎状態になる人も少なくはありません。アメリカの生活に馴染みきっていたことで、久しぶりの日本に違和感を感じてしまうことも。筆者の場合は、日本に帰国してすぐのときは、耐え切れないほどの通勤ラッシュ時の満員電車や、人とぶつかっても何も言わない人たち、デパートなどで次の人のためにドアをおさえてあげない人といったことが、特に気になった点でした。

しかし、それと同時に、世界に誇れる日本の治安の良さや、清潔な町中、美味しい食事などといったことや、日本語が通じることの安心感など、アメリカへ留学をしていなければ気づかなかったであろう、日本の良い面もたくさん気づくことができました。良い点・悪い点など、母国を客観的に見る機会があるのは留学ならではだと思います。

shutterstock_136041137

 


|まとめ

いかがでしたでしょうか? メリットもデメリットもある留学ですが、親元を離れ異国の地で大学を卒業するという経験は誰もが自信をつけるきっかけとなり、その後の人生を充実したものに変えてくれることとなるでしょう。

shutterstock_83821315

*1:参照元:National Center for Education Statistics
*2:参照元:ナレッジステーション(http://data.gakkou.net/daigaku/)
*3:ランキングは毎年変化します。

Поделиться