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英語のスラング厳選15|使いこなせば、あなたもネイティブ!

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13 12月 2016
英語スラング厳選15選

留学先でネイティブと英語で会話するとき、教科書通りの言葉や言い回しを使っていたら何となくよそよそしくなってしまった、という経験はありませんか?若者同士など、実際の日常会話では、教科書で習うフレーズよりもくだけた表現の「スラング」が使われています。今回は「ネイティブともっと会話を楽しみたい」という人に向けて、知っていると便利なスラングや、スラングを使う際に心得ておきたいことをご紹介します。

英語のスラング厳選15選

 

||目次||

1. スラングとは?

2. 挨拶・呼びかけに使うスラング

3. 会話の中で使うスラング

4. ワンランク上のスラング

5. 正しく意味を理解してスラングは使おう

 

スラングとは?


スラングは一言で表すと「俗語」で、日常会話の中で使われる砕けた言い回しのことです。
 

学校では教えてもらえない

ネイティブの若い世代を中心に、日常会話でよく使用されるのがスラングです。教科書などには載っておらず、学校ではほとんど教えてもらえないため、実際の会話やTV、映画などを通じて自分で修得していきます。

 

気を付けること

スラングはTPOに注意して使いましょう。初対面の人や目上の人と話すとき、ビジネスシーンでは使用するのを避けます。また、中には下品なものや日本語で直訳しにくいスラングもあるので、意味が曖昧なまま使うのは禁物です。親しい人との間でも言葉をよく選んで使いましょう。

 

挨拶・呼びかけに使うスラング


最初に、友人に会ったときや別れるときの挨拶、呼びかけで実際によく使われているスラングを見ていきましょう。
 

Hey man!

仲間との挨拶は、「やあ!」「おい!」 にあたる「Hi」、「Hey」で始まり、男性同士ならアメリカでは「man」や「bro(=brother)」、イギリスでは「mate」などと続けます。

 

How’re you doing?

「Hey man!」と呼びかけたら、「調子はどう?」にあたる「How’re you doing?」「How’s everything?」 などと尋ねるのが一般的です。これには「Not bad.」や「Great.」、「All right.」、「Everything is going great.」などと返します。「久しぶり」と言う場合は「It’s been quite a while.」も良いでしょう。

 

What’s up?

「最近どう?」という意味で「Anything new?」や「What’s new?」も同様です。すれ違う際に声掛けのような感じで言われることが多いフレーズです。とくに変わりがないなら「Nothing (much/particular).」、「Not much」と返します。イギリスではアメリカであまり聞かれなくなった「How are you?」が健在ですが、「Are you alright?」なども使われます。

 

See you!

別れの挨拶で、「またね!」の「See you(ya).」です。すぐに会うのが分かっている場合は「See you soon.」で、会う予定に応じて「soon」を「tomorrow」や「next week」と変更します。

 

I’ll catch up with you.

仲間と後で合流するときは「I’ll catch up with you.」(追いつくから)、急いでいるときは「I’ve gotta go.」(もう行かないと)を使います。

 

Take care!

「Take care!」 (気をつけて)も「お疲れ様」といったニュアンスで、別れ際によく使われるフレーズです。

 

会話の中で使うスラング


スラングでは1ドルのことも異なる表現を使用します。日常会話でよく使われる代表的なフレーズをご紹介します。
 

a buck

1ドルのことは「a dollar」よりも「a buck」と言います。また、ドル紙幣は「green buck」です。硬貨は「penny」(1セント)から順に「nickel」(5セント)、「dime」(10セント)、「quarter」(25セント)を使います。

 

I got it.

省略して「got it」と言うこともあります。相手が言ったことに対して「わかった」と答える場合は「I got it.」、相手に頼まれたことに「わかった」と答える場合は「You got it.」を使用します。

 

Do me a favor.

何かお願いしたいときに使う、「頼みがあるんだ」という意味のスラングです。問題ないときは「Sure.」(いいよ)と返します。

 

Check it out!

日本語でもよく耳にするフレーズの一つですが、「チェックしてみて!」「格好いいよ!」といった意味があります。文章の頭に持ってきて「聞いて!」「見て!」という意味で使用することもできます。

 

No way!

「あり得ない」または「絶対無理」強く否定するほかに、「あり得ないくらい素敵」というポジティブな意味でも使われるフレーズです。

 

So what?

友人とけんかしたときなどに使うのが、「So what?」(だから何?)です。相手に同情するときも使います。

 

ワンランク上のスラング


さらにワンランク上のスラングを知っておくと、ネイティブとの会話も、より距離が縮まるでしょう。
 

I’m broke.

「お金がないんだ」という意味です。「How about having a drink after work?」(仕事の後に飲みに行きませんか?)と聞かれたとき、「Sorry, I’m broke.」といった形で使用します。「こっちも同じく」というように返す場合は「Same here.」などを使います。

 

chill out

「chill out」で「落ち着く」という意味です。「chill out with~」で「~とぶらぶらする」や、命令形で「落ち着いて」と言うこともできます。何をしているのか尋ねられた際に、「I’m just chilling out.」(ごろごろしている)と返答するのにも使えます。

 

Absolutely!

「Are you sure?」(本当ですか?)と尋ねられたり、何か提案されたりしたときに「その通り!」という強い肯定の意味で使用します。

 

正しく意味を理解してスラングは使おう


スラングを使えるようになると、ネイティブとの親近感が増し、英会話も楽しくなってきます。しかし、若者の間では許されるスラングでも、相手を不快な気分にさせてしまう場合があります。たとえば、「wanna」(want to goの略)はビジネスシーンでは使えず、「going to」の略である「gonna」はイギリス人ではあまり好まない人もいます。スラングはしっかり意味を理解し、使うシーンや相手を間違えないようにしましょう。

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