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語学留学の完全ガイド|おすすめの国・学校・費用の目安・必要な準備

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4 8月 2017
語学留学ガイド

外国語を習得するための近道は、その言葉が話されている国で実際に生活する「留学」です。その中でも一般的な留学は、「語学留学」でしょう。ほかには、海外の大学に入学する大学正規留学や、英語で自分の専門分野を学ぶ専門留学、高校留学、ワーキングホリデーやボランティア留学など、さまざまな形の留学が挙げられます。
では、語学留学は海外でどんな風に学び、どのような効果が得られるのでしょうか。
今回は、語学留学の種類や特徴、スケジュール、おすすめの国、費用の目安など、あらゆる側面に焦点を当てて、成功させるための完全ガイドをご紹介します。

 

||目次||

1. 語学留学とは?

2. 語学学校の種類と特徴

3. 語学学校の1日のスケジュール

4. 語学留学におすすめの国と費用の目安

5. 経験者に聞く!語学留学でどれくらい英語力は身に付く?

7. 語学留学を成功させるためのポイント

8. カプランの特徴と語学留学におすすめのコース

9. 十分なリサーチで、充実した語学留学を実現しよう

 

語学留学とは?


語学留学とは?

そもそも、どのような留学を「語学留学」というのでしょうか。語学留学の種類とメリットについて、お伝えします。

 

●語学留学とはどんな留学のこと?

語学留学とは、文字通り「語学の習得を目的とした留学」です。
英語の習得を目指す場合は、アメリカやカナダ、イギリスといった英語が話されている国で、英語を教えてくれる学校(語学学校)に通いながら生活します。

 

●語学留学の種類

語学留学には、期間によって「長期」と「短期」があります。
長期留学は、休学が必要なくらい長期にわたって留学することです。一般的には、5~6カ月以上の語学留学が長期留学と呼ばれます。長期留学の一番のメリットは英語力が確実に身に付くことです。
一方、学校が休みの間に、海外に行って戻ってくるという形の留学は、短期留学と言います。例えば、春休みの間の2週間や、夏休みの間の1カ月などを利用して行く留学は短期留学です。
短期留学は、休学するなどの大きな決断が必要ありませんし、長期留学よりも費用を抑えられるのがメリットです。
長期留学をする前に、「本当にその土地が自分に合っているかどうか」を見極めるため、下調べとして短期留学に行く人もいます。

 

●語学留学のメリットとは?

幅広い選択肢の中から自分の英語レベルや目的にあったコースを選べるのが、語学学校が人気である理由の一つです。
初級から上級まで自分に合ったレベルのクラスでレッスンを受けて、英語力を伸ばせます。
一定の英語力が身に付いたら、専門コースを選ぶことも可能です。専門コースには、ビジネス英語コースや大学進学準備コース、TOEFL試験対策コースなどがあります。
また、国際感覚が身に付き、現地ならではの経験を得られることも語学留学の大きなメリットです。
日本で英会話学校に通っても、英語力は向上するかもしれません。しかし、英語が日常的に話されている環境に自分の身を置くことは、英語を習得するための近道です。
語学留学では、朝起きてから夜寝るまで、英語漬けの生活ができます。学校の先生はもちろん、クラスメイトの大部分が日本以外の国から訪れている人々です。
「わからないときは日本語を使う」といった逃げ道が通用しない、インターナショナルな環境で生活すると、「英語を使う必要性」が出てきます。最初は戸惑うかもしれませんが、次第に慣れていき、英語力がアップするでしょう。

 

語学学校の種類と特徴


数ある語学学校の中から、どの学校を選ぶのかは大切です。留学前にリサーチして、自分に一番合った学校を探すことが、留学の充実度にも影響するでしょう。

 

●語学学校の種類

・私立の語学学校 語学学校のうち、一番数が多いのは私立の学校です。方針や特色はそれぞれ異なります。 教室でみっちり授業をする学校もあれば、街に出て行って生きた英語を学ばせることを重要視する学校もあります。
新しい生徒を毎週受け入れていたり、数週間で終わるコースを用意していたりと、多くの学校がフレキシブルに対応してくれます。
また、私立の語学学校は、シティー型とオンキャンパス型に分けられます。
シティー型の学校は、街の中心部にあるため、交通の便が良いのが魅力です。放課後にちょっと寄り道して遊びに行けるので、英語を学びながら現地での生活も楽しみたい人に向いているでしょう。
オンキャンパス型の学校は、現地の大学の敷地内に位置します。よりアカデミックな雰囲気で英語を学ぶことが可能で、図書館やジムなど、その大学の施設を利用できる場合もあります。海外大学・大学院への進学を考えている人に向いているでしょう。


・大学付属の語学学校
語学学校にはもう一つ、大学付属の学校があります。
大学進学を目指して英語力をアップすることに集中する学校が多いです。
入学可能な時期・日程が決まっていて、コース期間は8~12週間(1セメスター、1学期)または8カ月~1年間(2セメスター)などとなっている場合があります。
大学付属の語学学校には、図書館やジムなど学校内の施設を利用できるという魅力があります。

 

●語学学校の入学方法

語学学校には、基本的に誰でも入学が可能です。
特別なコースを希望する場合は別ですが、通常の英語コースであれば、入学時の英語レベルは問われません。現地に着いてからレベル分けテストを受けて、自分の英語力に見合ったクラスに入ります。
特別なコースとは、例えばビジネス英語コースや大学準備コースなどのことで、一定レベルの英語力を持つのが前提になっています。そのため、そうした専門的なコースを希望する場合は、TOEFL®テストなどのテストスコアが求められます。
また、小規模な大学付属の語学学校には、初級クラスを設定していないなどの理由から、英語力を証明するスコアの提出を求めるところもあります。
スコア提出の記載が申込書になければ、「入学時の英語レベルは問われない」と判断して良いでしょう。

 

●語学学校のクラス

入学時に英語テストのスコア提出がない語学学校の場合、現地に着いてから学校独自のテストでレベル分けが行われます。
レベルは、初級・中級・上級に分けられていることが多く、さらに細かく分けられている場合もあります。
カプランでは、ビギナー・初級・中級(下)・中級・中級(上)・上級の6段階のコースを用意しています。
例えば同じ中級でも、個人の英語レベルには多少の差が存在します。レベルが細かく分けられている学校のほうが、より自分に合ったクラスで英語力を伸ばすことができるでしょう。
私立の語学学校の場合、クラスは少人数で行われることが多く、カプランでは12名~15名の少人数制が取られています。
大学付属の語学学校は学校によっても異なりますが、大体1クラス15人前後で、20人以上になるところもあります。

 

●留学時の滞在先

日本で大学に通うときはアパートを借りて一人暮らしをする人もいますが、留学では最初から一人暮らしをするのはなかなか難しい場合があります。
特に、初めての留学はアパートを探すのでなく、ホームステイや学生寮などに滞在するのが安心です。


・ホームステイ
ホームステイとは、現地の家庭で、家の中のひと部屋を借りて生活することです。
土地勘がない場所に住み始めるわけですから、地元の情報によく通じたホストファミリーにお世話になるのは、精神面や安全面でもメリットがあるでしょう。
また、一人でアパートなどに住むのとは違って、英語で会話できる人が常に身近にいるので、英語力アップにもつながります。学校ではあまり習わない、家庭内で使う英語が学べます。
ホームステイは朝食や夕食が付くことがほとんどで、学生寮より費用が抑えられるという点も、人気の理由の一つです。
ただ、郊外に位置する家での受け入れが多く、学校まではバスや電車を使って通う場合があります。
その家の一員として受け入れてもらうので、家ごとのルールに従って生活する必要があることも、ホームステイのデメリットの一つでしょう。
語学学校でホームステイをアレンジしてもらう場合は、自分の希望を伝えることと、受け入れ家族の条件(宗教や食べ物の制限、家の立地など)を把握しておくことが大切です。


・学生寮
語学学校の中には、学生寮を設けているところもあります。
費用面ではホームステイよりも少し割高になる傾向がありますが、学生寮の良いところは、学校の近くに位置することが多く、通学時間を短縮できる点です。
また、一人部屋(シングルルーム)を選択すれば、プライバシーを確保できます。
学校の生徒たちと仲良くなりやすいのも、学生寮のメリットでしょう。
寮によっては「友達を呼ばない」などルールが設けられていますが、ホームステイのように門限がないところも多く見られます。

 

語学学校の1日のスケジュール


語学学校のスケジュール

語学学校に通う学生は、どのような一日を過ごすのでしょうか。実際の語学学校のスケジュールを見てみましょう。

 

●学校ごとに時間割は異なる

語学学校や選ぶコースによって、授業の時間割はさまざまです。
大学付属の語学学校は、朝から午後3時ごろまでといった一日授業が主流です。午前授業のみを選択できるところもあります。
私立の語学学校は午前中だけ、午後だけといった半日授業になっていて、自分の目的に合わせて選ぶことができます。また、学校で特別なレッスンやアクティビティーを行っているところもあります。
例えば、カプランのニューヨーク・エンパイアステート校の場合も、午前か午後に時間割が分けられています。午前授業、午後授業のどちらでも、演劇を題材にしたシアタープログラムなど、ニューヨーク・エンパイアステート校にしかない特別スキル授業を受けることができます。
また、放課後のアクティビティーも数が多く、生徒は任意で参加可能です。アクティビティーの中には、校舎の立地を生かしたショッピングや野球観戦、ミュージカル鑑賞、世界中から集まったクラスメイトと交流できるパーティーなどが組まれています。
積極的に参加すれば、国際的な友達の輪が広がるでしょう。

 

●語学学校の1日のスケジュール例

※カプランのニューヨーク・エンパイアステート校、インテンシブ英語コースの場合
8:30~10:00 1限目の授業
10:00~10:10 休憩
10:10~11:40 2限目の授業
11:40~12:10 ランチタイム
12:10~13:40 特別スキル授業

 

● 1週間のアクティビティー例

※カプランのニューヨーク・エンパイアステート校の場合
月曜日:ミッドタウンの建築物撮影ツアー
火曜日:バー・ナイト
水曜日:ブロードウェイでミュージカル鑑賞
木曜日:野球
金曜日:サンセット・パーティー
土曜日:フィラデルフィア1日ツアー
日曜日:クイーンズ・ナイト・マーケット

 

語学留学におすすめの国と費用の目安


ここでは、留学先におすすめの国をご紹介します。同じ英語圏でも国によって違いがあるので、費用の目安とも照らし合わせながら検討してみましょう。

 

●留学先におすすめの国ランキング

・英語にどっぷり漬かりたい人におすすめの国


1. アイルランド
2. イギリス
3. アメリカ


1位のアイルランドは日本からの直行便がなく、アクセスが不便などの理由から、日本人留学生が少ない傾向にあります。留学生の多くはヨーロッパ諸国から来ているので、日本語を使わない環境に行きたい場合はアイルランドがおすすめです。
英語にはアイリッシュイングリッシュと呼ばれる訛りがあります。
2位のイギリスは、物価が高く、費用がやや高額になることも手伝ってか、日本人留学生が少なめです。世界的に有名な観光地や自然、無料で見られる博物館・美術館など、魅力にあふれるイギリスでは、じっくりとブリティッシュイングリッシュを学ぶことができるでしょう。
3位のアメリカは、日本人留学生が多い印象があるかもしれません。しかし、アメリカに点在する学校の中には、日本人留学生の割合が少ないところもあります。
カプランの校舎に関して言えば、マイアミ校やワシントンDC校などは、通年の日本人比率の平均がわずか1%です。
人気の国でも穴場を探せば、英語漬けの環境をつくることができるでしょう。
※ランキングはカプランの各学校に在籍する生徒の国籍率を基に作成しています。


・たくさん選択肢があったほうが良い人におすすめの国


1. アメリカ
2. イギリス
3. オーストラリア


語学学校に通うにしても、どのコースを選ぼうか迷っている人や、留学中に違う都市を回ってみたいと考えている人におすすめの、選択肢が多い国3つです。
アメリカは語学学校の数が多いことに加えて、都市によって異なる特色があることから、留学生の選択肢が一番多い国といえます。
2位のイギリスも、語学学校の選択の幅が広い国です。また、アメリカと同じく滞在する都市によって、都会から田舎までさまざまな環境を選べるのも魅力です。
3位のオーストラリアも、広い国土に語学学校が点在しています。国際都市のシドニーや、都会でありながら自然があふれるパース、スキューバダイビングも楽しめるケアンズなど、都市ごとに異なる顔を持つ国です。
※ランキングはカプランの校舎数の多さと、都市によって特色のある国を基準に作成しています。


・自然に囲まれていて、安心かつ安全な国


1. ニュージーランド
2. オーストラリア
3. カナダ


都会の喧騒から離れ、雄大な自然の中で、のんびりと英語の学習に集中したい人におすすめな国です。3カ国ともに、イギリスの経済誌『エコノミスト』の「世界で最も住みやすい都市」ランキングにランクインする都市を有しています。
1位のニュージーランドは小さな島国で、羊や牛の放牧で知られる酪農国です。大都市のような刺激はありませんが、のんびりゆったり、スローライフが楽しめます。日本人学生が比較的少ないのも魅力です。
オーストラリアとカナダは、大都市でも日本の都市部と比べると、緑が豊かなことに驚きます。例えばオーストラリアでは、ブリスベンやケアンズなど、海の近くの都市も人気です。
特に、カプランのシドニーマンリー校は、学校のバルコニーから海を眺められる贅沢な立地にあります。
カナダは大都市のトロント、バンクーバーでも、繁華街の近くに大きな公園があります。ゆっくりと時間を過ごすことができるので、勉強の合間の良いリフレッシュになるでしょう。

 

●費用の目安

留学費用は選ぶ国によって大きく異なることがあります。代表的な英語圏の留学先の費用の目安を見ていきましょう。


・アメリカ
アメリカ留学は、短期留学であれば1カ月あたり25万円~35万円程度、1年の長期留学であれば最低でも300万円程度は見ておいたほうが良いでしょう。
例えば、カプランのニューヨークソーホー校で1カ月間バケーション英語コースを受講し、ホームステイ(ツインルーム)で滞在する場合にかかる費用は、次の通りです。
授業料が約18万円、滞在費が約13万円で、これに加えて交通費や交際費、渡航費がかかります。


・イギリス
イギリスは、滞在する都市によって費用に大きな違いが出てきます。短期留学であれば1カ月で30万円~60万円程度、長期留学なら1年で300万円~400万円程度が必要です。
例えば、カプランのロンドン市内の校舎に1カ月間通ってインテンシブ英語コースを学び、ホームステイ(シングルルーム)に滞在する場合を見てみましょう。
授業料は20万円程度で、それに加えて滞在や食事、娯楽といった生活に必要な費用が15万円程度かかり、渡航費、留学保険なども含めると合計で50万円程度となります。
ロンドンから離れた小都市に滞在すれば、より安い費用で留学できることもあります。


・カナダ
できるだけ費用を抑えたいという人には、カナダがおすすめです。
大都市のトロントに滞在しても、授業料と滞在費を合わせた必要な費用は1カ月で20万円~30万円程度となります。
長期留学であれば、1年間の合計費用は200万円~300万円程度が平均です。
オーストラリアやニュージーランドでも、カナダ留学と同じような費用で留学することができ、ニュージーランドのほうが多少安い傾向にあります。
アイルランドはイギリスと同じく、少々物価が高い国です。ほかの国よりも渡航費用がやや高くつくことも念頭に置きましょう。
また、留学中に旅行したり、さまざまなアクティビティーに参加したりすることも考えられますので、予算には少し余裕を持たせて検討しましょう。

 

語学留学へ行くまでのスケジュール


語学留学までのスケジュール

留学を決めたら、出発日までにするべきことがいくつかあります。留学先の情報を集めるのはもちろんですが、事務手続きなども忘れないようにしましょう。

 

●留学するまでのスケジュールの目安

留学を思い立ったら、出発の1年から9カ月前までに情報収集を始めて、6カ月前までには留学先を具体的に決めましょう。
留学先の語学学校が早く決まれば、ホームステイ先をアレンジしてもらうといった具体的な話も始められます。
その後、出発の3カ月~1カ月前までにはパスポートの期限をチェックし、ビザが必要な場合は申請するといった渡航準備を行いましょう。
ビザは語学学校からの入学を許可する証明書が手元にないと発行されない場合が多いので、学校への申し込みは早めに済ませることをおすすめします。
また、留学生用の保険にも申し込みます。特に長期滞在を考えている人は、保険への加入が必須です。海外旅行保険付帯のクレジットカードなどを使う予定の人は、どれくらいの補償があるのかを確認しておくと良いでしょう。

 

●留学するまでに必要な準備

言語の習得は積み重ねが大事です。留学を決めたら、語学留学で効果が得られるように、より英語の勉強に力を入れましょう。
「現地で英語を学習すれば良いのでは?」と思うかもしれませんが、渡航前にできるだけ英語力を伸ばしておくことも大切です。
また、留学先の文化や生活習慣を知っておくのも、現地の生活に早く慣れる手助けになります。
安全といわれている国でも、治安の悪いエリアがあるかもしれません。日本と異なる生活習慣を知っておけば、現地で戸惑うことも少なくなるでしょう。
そして、意外と忘れがちなのが健康管理です。
持病がある人などは、かかりつけの医師に留学期間に合わせた量の薬を、必ず英語の処方箋とともに貰いましょう。中身が説明できない薬は、入国時に空港で没収されるおそれがあります。また、国によっては薬を持ち込むのに申請が必要です。
加えて、歯の健診も忘れずに行くことが大切です。海外で歯医者に行くと応急処置でも数万円がかかり、虫歯などで処置が必要な場合は10万円以上の治療費がかかることもあります。
留学保険に入っていても、現地での支払いは全額自分で負担したり、保険金が支払われるのは治療費の半額だったりする場合があります。
お金の心配がなくても、海外で医者や歯医者のお世話になるのはストレスがたまるものです。日本を出国する前に、必要な診察や治療は済ませておきましょう。

 

経験者に聞く!語学留学でどれくらい英語力は身に付く?


実際に語学留学で英語力がどれくらい身に付いたのか、カプランの2人の生徒の体験談をご紹介します。

 

●アイルランド・ダブリン校に通うHinanoさん(女性)

留学しようと決意した一番のきっかけは、大学で感じた「もどかしさ」からでした。
大学では外国語学部に在籍していて、周囲には海外からの留学生やネイティブの先生がたくさんいました。日本語なら問題なく話せるのに、英語になると急に話せなくなってしまい、それをとてももどかしく感じていました。
高校生のときから漠然と「留学したい」と思っていましたが、大学を1年間休学して、留学することを決意しました。
ダブリンに来た当初は、みんな英語がペラペラだったので圧倒されました。ところが、よくよく聞いてみると、文法が間違っている……なんてこともあったのです。
日本人はスピーキングが苦手ですが、文法は強い傾向にあります。そこで、その強みを生かしつつ、スピーキング力を身に付けようと思いました。
受講するクラスは中級レベルからスタートして、今では上級レベルまで上がることができました。もう英語で話すことに抵抗はありません。今度は発音をよくすることに注力してみようと考えています。
語学学校に行けば、異なる国から来た留学生と友達になれて、卒業しても連絡を取り合うことができます。
私もカプランで、ヨーロッパをはじめ、南米やアジアから来た留学生と友達になることができたので、卒業したら会いに行く予定を立てています!

 

●アメリカ・ゴールデンウェストカレッジ校に通っていた山村祐太朗さん(男性)

留学しようと思ったのは、専門学校を卒業して柔道整復師として働いているときのことでした。「アメリカの大学に留学してスポーツトレーニングを学ぶ」という選択肢を、父が教えてくれたのがきっかけです。
それで、大学進学で必要な語学力を身に付けるために、カプランに通うことにしました。 ゴールデンウェストカレッジ校を選んだのは、近くに海があって過ごしやすそうなアメリカの西海岸に留学したいと考えていたからです。
入学して最初に入ったのはハイヤーインターミディエイト(6つの英語レベルで上から3番目)クラスでした。留学に行く前から、中学校の教科書やTOEFL®の教材を使って単語の勉強をしていたおかげだと思います。
授業を受けて最初の頃は、先生が何を言っているのかわかりませんでした。
クラスに追いつきたくて、学校に朝早く行って勉強したり、わからない単語で文章を作って先生に確認してもらったりしました。
留学してから4カ月経った後、アメリカの大学に進学するのにTOEFL®のスコアが必要だったので、「TOEFL®試験対策コース」を4カ月間受講しました。
「TOEFL®試験対策コース」の授業スピードは速く、勉強することも多いので大変でした。そのため、予習は欠かさず行い、毎回出る宿題も先の分まであらかじめ取り組むようにしていました。受講し始めたときのスコアは50点でしたが、最後には86点まで上がりました。
2016年9月からオレンジコーストカレッジに進学していて、卒業後は4年制大学への編入を検討しています。
アメリカに来てよかったのは、いろいろな国の人と交流ができたことです。出会いを重ねていくうちに、国ごとに性格の特徴がわかっておもしろかったんですよね。
各国の文化を知ることは重要だと思いますし、実際に来てみないとわかりません。
アメリカでは、現地の人がこちらも英語を話せると思って、普段と変わらないスピードで話してきます。アメリカに来たらプライドを捨てて勉強したほうが、英語力も伸びると思います。

 

語学留学を成功させるためのポイント


成功する語学留学

ただ海外に行くだけでは、英語力はなかなか身に付かないでしょう。語学留学を成功させるために、気をつけたいポイントをお伝えします。
まずは、「何のために留学するのか」という具体的な目標を持つことが大切です。
目標は具体的であればあるほど良いでしょう。ただ単に「英語力をつける」というよりも、例えばTOEFL®やTOEIC®の点数など数字で設定すると、より目標が明確になります。
自分で決めた目標を達成するためにも、留学中に心がけたいのは授業の予習と復習を行うことです。予習をして授業に臨むと、「内容を理解できない」という状態を防ぐことができるでしょう。ただ授業を受けるだけでは自分の力になっていかないので復習も大切です。
そして、授業以外でも積極的にネイティブとコミュニケーションをとるようにしましょう。 ホームステイ先の家族はもちろん、お店の人や電車・バスで隣に座った人に「今日はいい天気ですね」などと話しかけてみてください。海外では、ちょっとした話をすることは「small talk」といわれ、知らない人同士でも雑談をすることがあります。会話の内容は、天気など当たり障りのない話題を選びましょう。
また、日本人同士で固まらないようにするのも、留学を成功させる秘訣です。
日本人が多いグループで出かけるときは、ほかの国からのクラスメイトを誘うなどして、できるだけ日本語を使わないように意識しましょう。

 

カプランの特徴と語学留学におすすめのコース


最後に、多彩な留学プログラムを提供しているカプランの特徴と、目的別におすすめのコースをご紹介します。

 

●カプランの特徴

カプランでは、目的やレベルに応じて選べる多彩なコースが提供されています。
コースでは英語学習の4分野(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)に焦点を当てて、英語のスキルアップを図ります。
また、カプランには、語学の専門家によって考案された「K+ラーニングシステム」という独自の学習システムがあります。このラーニングシステムを使用することによって、授業中はもちろん、自宅での英語学習も可能です。
さらに、特定の地域からの留学生が固まらないようにクラスが編成されているので、「登校したら日本人ばかりでがっかり」ということがありません。

 

●語学留学におすすめのコース

・バランスよく英語力を身に付けたい
16歳以上の人向けの英語コースで、一番人気なのは「フレックス英語コース」です。 総合的な英語力を上げるためのコースで、受講期間は2週間から自由に選択でき、毎週月曜日から始められます。
フレックス英語コースには、さらに授業時間数に合わせて「バケーション英語」「ジェネラル英語」「インテンシブ英語」の3コースがあります。
もちろん、最長1年間までなら長期留学にも対応可能です。
長期留学には、コース開始日が設定されている5カ月・6カ月・8カ月の長期パッケージコースもあります。その場合は長期割引が適用されて、お得です。


・将来仕事で使えるビジネス英語を身に付けたい
日本語と同じく、ビジネスシーンで使用する英語は日常会話とは少し異なります。「ビジネス英語コース」なら、会議や面接で使える英語を学べます。
単語や言い回しがやや高度になるため、このコースを受講するには事前テストの受験が必要です。中級から上級レベルの英語力がある人なら、受講できます。


・英語資格のスコアをアップさせたい
留学の目的が「英語の資格試験のスコアアップ」とはっきり決まっている人は、短期間で効率的にスコアを伸ばせる「試験対策コース」がおすすめです。
TOEFL®、IELTS®、ケンブリッジ英語検定、GRE®、GMAT®の各試験に合わせたコースがあるので、集中的に試験対策を行えます。
カプランの校舎の一部はテストセンターにもなっています。通い慣れた環境で試験を受けられるのも魅力といえるでしょう。


・現地で働きながら英語を学びたい
カプランの「ワーク&スタディーコース」では、通常の授業のほかに仕事の応募の仕方や面接準備のサポートを受けられます。そして、留学期間中にパートタイムの仕事を経験することができます。ニュージーランドのオークランド校で選択可能なコースです。
社会の一員として滞在先で働きながら英語を学ぶ経験は、将来の大きな財産となるでしょう。

 

十分なリサーチで、充実した語学留学を実現しよう


長期留学・短期留学を問わず、十分なリサーチと事前準備を行うことが、語学留学の充実度にも関係します。現地で安心して英語学習に集中できるよう、渡航前に不安な点はすべて書き出し、解決しておきましょう。
また、カプランの経験豊富な留学アドバイザーに、質問・相談するのも有効な方法です。 あらゆる選択肢を検討して実現させた語学留学は、きっと心に残る良い経験になります。同じ目標に向かって一緒に勉強した友人や、国際的な感覚など、英語力以外のものも手に入れることができるでしょう。

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