卒業おめでとう!英語で贈る、卒業生へのお祝いと感謝のメッセージ

公開:2017年3月22日/更新:2020年2月18日

卒業式や卒業シーンでよく使われる英語フレーズをご紹介します。
一般的には「Congratulations!」が知られていますが、そこからさらに英語で会話を続けられますか?今回は卒業生をお祝いするときや、在校生が先輩を送り出す際に感謝の気持ちを伝えるときのフレーズを見ていきましょう。親から子へ、先生から生徒へ、後輩から先輩へと様々なシチュエーションでも使えます。

卒業シーズンで使えるフレーズ

||目次||

1. 「congratulation」を使った贈る言葉

2. 卒業する先輩に贈る言葉

3. SNSでも使える、親しい間柄の人に贈る言葉

4. 「卒業おめでとう!」には気持ちを添えて

 

「congratulation」を使った贈る言葉


最初は卒業を祝うフレーズです。「congratulations」や「happy」を使ってお祝いの気持ちを伝えたり、「在学中はよくがんばった」など、ねぎらったりする言葉をご紹介します。これらの王道フレーズは、生徒やわが子の卒業を祝う際に使えます。※Congratulationの最後に"s”をつけるのを忘れずに!Congratulationsです!

 

「おめでとう」は「congratulations」

 

Congratulations on your graduation!

(卒業おめでとう!)

「Congratulations on ~」で「~おめでとう」となります。これは誕生日や結婚、昇進、何か受賞したときなどに、お祝いの気持ちを伝える最もオーソドックスなフレーズです。「congratulations」以外に「happy」を使用した「Happy graduation (to you)!」も気軽に使えるフレーズです。「Happy birthday!」(誕生日おめでとう)と同じ「happy」の使い方ですね。

 

上の例はお祝いについて述べているだけですが、「Congratulations!」の後にもうひと言加えて、以下のような表現があります。

Congratulations! You are free!

(おめでとう、これで自由だね!)

「You are free!」は少しジョークのような言い方ですが、「これで校則に縛られないで済む」「試験勉強をしなくて済む」「独立する」などの意味が込められています。

 

Congratulations! You made it!

(おめでとう、よくやった!)

「You made it!」は、卒業に限らず、難しい、あるいは大変な仕事などをやり遂げたときによく使われるフレーズです。「You did it!」とも言います。

 

Congratulations! We are so proud.

(おめでとう、とても誇りに思うよ)

このフレーズは卒業生の努力を褒めるような表現で、親や親戚が子供など身内に対して使うケースが多いでしょう。

 

Congratulations on getting into your new life.

(新しい人生への旅立ちおめでとう)

最後の「your new life」は、卒業してこれまでと違う人生、つまり社会人になる場合などに向けたお祝いの表現です。「life」を「world」に変えれば「新しい世界への旅立ちおめでとう」というメッセージになります。

 

卒業する先輩に贈る言葉


次に、在校生が卒業生を送り出すときなどに使える表現をご紹介します。先輩に対する感謝や「いなくなると寂しい」など、自分の気持ちをお祝いの言葉に続けましょう。いずれも卒業生を慕う気持ちや感謝を表すフレーズです。
 

先輩を慕う気持ちを伝える

We are going to miss you.

(先輩がいなくなると寂しいです)

最初の「miss you」は「会えなくなると寂しい」で、長い間別れる場合によく使います。

 

You’ve graduated but never forget us.

(卒業しても私たちを忘れないでくださいね)

I will never forget your kindness and help.

(ご親切と手助けのご恩は決して忘れません)

2つめと3つめの「never forget」は、「一生忘れない」「決して忘れない」という強い惜別の思いです。「I will never forget your kindness and help.」は、優しくしてもらったり、助けてもらったりしたことへの深い感謝を表しています。アドバイスしてくれたことに感謝する場合は、「I will never forget your advice.」です。複数名で伝えるときは、主語を「we」にすると良いでしょう。ちなみに、このフレーズよりも少し軽い表現の「Thank you for your kindness and help.」は、メールなどのシチュエーションでもよく使われます。

 

Remember me when you get big.

(偉くなっても私を覚えていてくださいね)

「you get big」は「偉くなる」「大物になる」という意味です。「偉くなったら私を拾って!」という冗談にも聞こえるかもしれません。「big」を「to the top」にして、「Remember me when you get to the top.」でも伝わります。

 

Truly thank you for everything.

(本当にいろいろありがとうございました)

最後のフレーズにある「truly」は「心底」という意味があり、「thank you for everything」は「いろいろな形でお世話になった」というお礼の表現です。

 

先輩の将来の成功、幸せを願う

先輩の将来の成功や幸せを祈って、後輩から伝えるはなむけの言葉は以下の通りです。

 

Best wishes for your future.

(ご成功をお祈りしています)

最初のフレーズは直訳すると「将来をお祈りしています」ですが、意味は「成功を祈る」になります。「Best wishes for ~」は「~に向けて成功(ご多幸)を祈る」の意味で、よく使われるフレーズです。

 

Wishing you many more successes in the future.

(今後のさらなるご活躍をお祈りします)

同じく「wish」を使った2つめの表現で「success」の直訳は「成功」です。「Wishing」を「I wish」としても、同様の意味になります。

 

Good luck to you.

(幸運をお祈りしています)

We wish you the very best.

(ご多幸をお祈りしています)

「Good luck to you.」「We wish you the very best.」の2つは、いずれも将来の幸運、成功を願うものです。「Good luck to you.」は比較的カジュアルで、「We wish you the very best.」はフォーマルな表現です。

 

SNSでも使える、親しい間柄の人に贈る言葉


ここでは友人や親戚など、ごく親しい間柄の人に贈る言葉をご紹介します。

卒業シーズンで使えるフレーズ

 

「congratulations」の短縮形を使う

「congratulations」は、親しい間柄では以下のような短縮形を使うことがあります。
 

Congrats! You did it!

(おめでとう、でかした!)

Congratz!

(おめでとう!)

「congrats」と「congratz」はともに「congratulations」の短縮語です。「congratz」はもともとインターネット・スラングなので、辞書に載っていないこともあります。お互いの卒業をお祝いする場合は、You(あなた)をWe(私たち)に変えて、Congrats! We did it!(おめでとう!やったね!)ともできますね。

 

思い思いのメッセージを伝える

それぞれに思い思いのメッセージを伝えたいときは、以下のようなフレーズがあります。
 

Caps off to you, Graduate!

(卒業するあなたに敬意を)

「graduate」は「卒業生」で、帽子をとって敬意を表す動作「cap off to ~」と合わせて「卒業生に敬意を」という意味になります。カジュアルな表現で、「Caps off to you, Graduate! Well done!」のように「よくやった!」と続けることもあります。

 

Well done! You are great!

(よくやった、すごいよ!)

「well done」は「よくできた」という意味で、これに「!」がつくと「You made it!」「You did it!」と同じニュアンスの「よくやった!」となります。

 

I can never think of my school life without you.

(君なしの学校生活なんてあり得ないよ)

「君と一緒で本当によかった」という気持ちを表すフレーズです。


なお、親や先輩が卒業を機に、子供や後輩に少しアドバイスのようなことを言うとしたら、次のようなフレーズが使えるでしょう。

Congratulations, but your learning will never end.

(おめでとう、でも一生勉強だよ)

このフレーズの「learning」は「勉強」「学習」、「never end」は「終わりがない、ずっと続く」という意味です。

 

「卒業おめでとう!」には気持ちを添えて


卒業を祝うフレーズは「Congratulations on your graduation!」などが基本で、「おめでとう!」の後に、ねぎらいや感謝の気持ちを続けます。アメリカの卒業式では遠方から親や親戚が祝福に駆けつけることも多く、「made it」や「proud」「great」など「よくやった!」と卒業生を褒めるフレーズが飛び交います。後輩の立場で見送るときは、「miss you」や「never forget」などの慕う気持ちをはじめ、「Thank you for everything.」といった感謝の気持ちを伝えると卒業生も喜ぶでしょう。
卒業生を見送るときやメッセージカードを書くときなど、今回ご紹介したフレーズを参考に「卒業おめでとう!」とお祝いの気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

 

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