オーストラリア留学
オーストラリア留学の特徴
オーストラリアは、先住民のアボリジニの文化と世界各国からの移民の文化が融合した国です。違いを寛容に受け入れ、留学生を歓迎するムードがあります。
●オーストラリアの基本情報
オーストラリアは日本との時差がほとんどありません。
パースなど西部は日本よりも1時間遅く、アデレードなど中部は30分早く、ケアンズやシドニーといった東部は1時間早くなっています。
サマータイムの有無は州により異なり、シドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ州やメルボルンのあるビクトリア州、アデレードのある南オーストラリア州などで導入されています。クイーンズランド州や西オーストラリア州、ノーザン・テリトリーではサマータイムは行われていません。サマータイムとなる10月の第一日曜日2時から4月の第一日曜日3時までは、通常の時差にさらに1時間が加わります。
オーストラリアの気候は、夏と冬の時期が日本と逆転しているのが最大の特徴です。国土が広いため、地域によって気候には違いがあります。
ダーウィンやケアンズなどの北部には雨季と乾季があり、年間を通して気温が安定しています。 ブリスベンやゴールドコーストなどの東部は一年中比較的温暖で、過ごしやすい気候です。キャンベラなどの南部には日本と同様に冬があり、時折雪も降ります。
●オーストラリア留学のメリット
温暖な気候であることに加えて、比較的治安がよくのんびりとした時間が流れるオーストラリアは、初めての留学でも安心して過ごせる留学先といえます。
オーストラリアには留学生の権利を守る「ESOS法」があり、国を挙げて質の高い教育を推進しています。教育機関が留学生に対して果たすべき責任や基準が設けられている一方で、留学生側には勤勉さが求められます。 学校と学生が一丸となって教育に熱心な国といえるでしょう。
また、グレート・バリア・リーフやエアーズロックなどの世界遺産が国内に点在し、壮大な自然を堪能できるのもオーストラリアに留学する魅力の一つです。
オーストラリアでは、アメリカではできないワーキングホリデー(ワーホリ)が可能です。留学費用が不安な方や現地で就労体験をしたい方は、語学学校で英語力を身に付けた上で働くことができます。
●オーストラリア留学の注意点
オーストラリアは比較的日本人が多く、アジア人が多い地域もあります。 「日本語から離れて英語をしっかり学びたい」という方は、なるべく日本人同士で固まらないようにするなど、現地での過ごし方に注意が必要です。
物価は日本と同じか、それ以上です。肉や野菜といった生鮮食品は安く手に入りますが、外食費は高めです。友達と外食するのではなくホームパーティを開いたり、ランチを自分で作ったりといった工夫が必要でしょう。
オーストラリアの街中では、アメリカ英語とは発音が異なる「オージー・イングリッシュ」が話されています。中でも「a」に特徴があり、「ei」ではなく「ai」と発音します。例えば「today」は「トゥダイ」といいます。聞き取れるようになるには、慣れが必要です。
また、オーストラリアは紫外線が強いので、日中に街中を歩いたり、ウォータースポーツを楽しんだりするときは曇りの日でも対策が必要です。 政府も紫外線対策を呼び掛けていて、現地の子供たちは帽子を被り、日焼け止めを塗って学校に通っています。
おすすめポイント
- カプランの語学学校は、オーストラリアの主要6都市に6校ある。
- すべての学校でIELTSとケンブリッジ英検の対策を用意している。
- イブニングクラスを開講している。
カプランのオーストラリア留学スタイル
オーストラリアに留学する期間は、自分の目的に応じて検討しましょう。
●長期留学のポイント
5ヶ月以上滞在する長期留学は、確実に英語力をアップさせたい人向けです。
学習の合間に観光をして、オーストラリアの大自然も堪能でき、充実した留学生活を送れるでしょう。 また、ワーキングホリデービザを利用して、働きながら英語を勉強したい方にも長期留学はおすすめです。留学生の労働に寛容なオーストラリアでは、学生ビザでのアルバイトも認められています(2週間で最大40時間まで)。
なお、シドニーとパースにある校舎では、集中英語コース・イブニングクラスを開講しています。
授業は16時15分から20時30分までで、このコースを受講していると昼間に働く学生でも学生ビザの条件を満たすことができます。
●短期留学のポイント
春休みや夏休みといった休暇を利用して行くのが短期留学です。最短2週間から可能で、限られた期間しか留学できない方に向いています。
長期留学より費用を抑えられるのも、短期留学のメリットです。
オーストラリアでは12週間以内の滞在なら観光ビザ(ETAS)だけで行けるため、学生ビザの発行など面倒な手続きが不要で申請料も安く済みます。ただし、観光ビザの場合、アルバイトはできません。
オーストラリア留学の費用
留学には学費だけでなく、滞在費や食費などさまざまな費用が必要です。
長期留学と短期留学それぞれの目安を把握しておきましょう。
●長期留学の場合
留学先:ダブリン
期間:6ヶ月
コース:総合英語コース(長期6ヶ月留学プラン)
滞在先:ホームステイ(ツインルーム+毎日2食付き)
項目 | 費用 |
---|---|
授業料 |
約77万円 |
滞在費 |
約53万円~ |
航空券 |
7~12万円 |
留学保険 |
10~15万円 |
生活費 |
15万円 |
交際費 |
10万円 |
交通費 |
5万円 |
合計 |
177万円~ |
●短期留学の場合
留学先:ダブリン
期間:1ヶ月
コース:集中英語コース
滞在先:ホームステイ(シングルルーム+毎日2食付き)
項目 | 費用 |
---|---|
授業料 |
約19万円 |
滞在費 |
約10万円~ |
航空券 |
7~12万円 |
留学保険 |
2~3万円 |
生活費 |
2万円 |
交際費 |
2万円 |
交通費 |
1万円 |
合計 |
43万円~ |
●費用節約のコツ
・ホームステイを選ぶ
ホームステイは学生寮よりも滞在費が安く済みます。また、滞在費には1日2食の食費が含まれているため、食費の節約も可能です。
・外食せずに自炊する
オーストラリアでの食事を外食ばかりで済ませていると、食費が高くなりがちです。ホームステイの場合は1日2食が付いていますが、学生寮に滞在する場合はできるだけ自炊を心がけると費用を抑えられるでしょう。
・航空券を安く手配する
渡航の時期を選べるなら、航空券の安い時期に留学すると、費用を抑えられます。 ゴールデンウィークやお盆、年末年始は渡航費が高くなりますので、できるだけ避けましょう。
オーストラリア留学の滞在スタイル
留学生仲間との交流を満喫できる寮生活と、家庭の暮らしを体感できるホームステイ。どちらにもそれぞれ魅力があります。
●学生寮
放課後も語学学校に通う生徒たちと一緒に過ごすので、仲良くなりやすいのが学生寮のメリットです。プライベートの時間を確保したい方はシングルルームを選び、ほかの国からの留学生と一緒に生活したい方はダブルルームを選択すると良いでしょう。
語学学校までの距離は近い場合がほとんどなので、遊ぶ時間や勉強する時間をより多く確保することができます。
ただし、食事を自分で準備する必要があることと、ホームステイよりも費用が高くなりやすい点には注意しましょう。
●ホームステイ
現地に住む家族と一緒に暮らすことによって、オーストラリアの文化を学べるところがメリットです。語学学校では知り合えないネイティブのホストファミリーとともに生活し、会話をすることで、授業で習うものとは違った英語を学べます。
1日2食の食事が提供されるため、食費が浮きますし、自炊する手間もかかりません。
学生寮よりも滞在費を抑えられる一方で、ホストファミリーの家が学校から少し離れている場合があります。現地の電車やバスを使って通学するのも、貴重な機会と考えましょう。